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Entre!(アントレ)ねぷたコース参加者の体験記をご紹介します

弘前に関わるための”入り口”としてはじまった、好奇心を刺激する出会いや学び、新たな関わりの機会をつくる関係人口創出プログラム「Entre!(読み:アントレ)」。

7月下旬から8月上旬にかけて行われたねぷたコースでは、17名の方が全国各地から参加しました。
今回は厳選して4名の方の体験記を抜粋してご紹介します。

 

-アントレねぷたコース概要-

日 時:前半/2022年7月29日〜8月4日、後半/8月3日〜8月8日
参加者:前半/12名、後半/5名
協 力:前半/西地区ねぷた親交会・相馬ねぷた愛好会・紺屋町ネプタ同好会、後半/茂森新町ねぷた同好会

ねぷたコースについてはこちら

 


■西地区ねぷた親交会

中森美咲さん

沿道から見るだけでは味わうことのできない体験を沢山することができました。自分たちが1から作ったねぷただからこそ、運行中に沿道の方々が「すごい!大きい!かっこいい!」など言ってるのが聞こえると本当に泣きそうになったし、京都から来た私を受け入れ、その輪の中に入れていただいてこんな貴重な体験をさせてくださったことが本当に嬉しかったです。

自分が生まれ育った町でもゆかりのある町でもないのに、たった一週間ほどで西地区にこんなに思い入れを持つことが出来たのは地域の皆さん達が良くしてくださったからです。本当にありがとうございます。

また、話している言葉の違いをきっかけに地域の方と交流することが出来ました。都会には何でも必要なものは揃っています。ですが、そんな都会には持ち得ない地域の人の温かさだったりコミュニケーションだったり不便な中に目に見えない大切なものがみんなの中にあることに気づくことが出来ました。

また来年もこのプログラムを通じなくてもプライベートでも来ようと思える体験をすることが出来ました。


■相馬ねぷた愛好会

中森健さん

町内運行の際に地域のさまざまな方々が応援する姿を運行する側から体験できたことは貴重な体験でした。相馬は農村地区なので星空と月の灯りがとても綺麗で、ネプタの光と相まって幻想的な時間と空間を醸し出していて、この場所でコミュニティの方々と一緒にいられることに感動を覚えました。

地域の方との交流会では、りんご農家さんたちが日常的に楽しまれているホルモン焼きをご馳走になりながら、日々の暮らし、農業のこと、ねぷたへの思いをゆっくりとお聞きする機会に恵まれ、楽しい体験が出来ました。

参加者同士の交流もプログラムの大きな特徴であると感じました。それぞれが参加した目的や来られた地域も違いますが、プログラムや滞在を通じて短い時間ではありましたが、弘前というキーワードでつながる仲間が出来たと思います。今後2年はプログラムが続いていくとお聞きしているので、コミュニティの輪が拡がっていくことを楽しみにしています。

 


 

■紺屋町ネプタ同好会

 

中原麻恵さん

紺屋町の皆様、大変お世話になりました。「どうぞ楽しんでいって下さい!」その一言に、皆さまの優しさや寛大さ、かっこよさがつまっていて、本当に有難く、そしておかげさまでメンバー皆、全力で楽しませていただきました。

地元への誇り、そして日本人の心意気というものを側で感じる事ができ、本当に素敵な方々だなぁと毎夜、自転車を押しながらの帰り道、その話題で私たちはいっぱい。そしていつもお気遣いいただき、最高のおもてなしをどうもありがとうございました。

「また来年も来て下さい!」また本当に帰りたくなる、甘えたくなるような故郷をつくっていただいたことに心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

微力ながらこの町を、そして青森を、引き続き何かのかたちで応援させていただきたいと思っております。本当に皆様、どうもありがとうございました。

 


 

■茂森新町ねぷた同好会

酒田楓さん

ねぷたを通じて弘前を学びました。体験という形で外側から来た人間を町内の方々がこんなにも受け入れてくれるということを本当に有難く心地よくそして驚きをもって感じました。

作業の中で皆さんが話す津軽弁が耳に心地よく、昼休憩で行った古くて味のある公民館の中でおにぎりを食べたあと畳で寝転んで休んだり、民家や生き生きと生い茂っている夏の花をじっくり眺めたり、りんご畑の中で鳥が食べたリンゴの反対側を齧ったり、茹だるような暑さの中自転車を漕いで岩木山神社に行ったり、その話を町内会の方々に話して驚かれたり…。短い期間でありましたがこんなに濃密な時間を過ごせたこと、沢山の方々と関われたこと、今でも信じられないくらい楽しい日々でした。

東京で暮らす中で見失っていた、生きることは本来全て新鮮な体験で満ちていて、テレビやYouTubeを観て笑うこことは種類の違う、心から楽しいと感じられる時間でした。忘れていた時間の過ごし方、こういうあたたかい付き合い方もあったなと大切なものを思い出しました。そして、祭りという熱いものがものが人々の血の中に流れていること目の当たりにし、ねぷたを体験して改めて弘前の人々に尊敬と憧れを持ちました。

美術館で飾られた絵を静かに観るというのと違った、人々が協力して祭りをつくりあげ、それが終わると解体して潔く終わってゆくその流れ全て含めてねぷたは生きた芸術であるなと気が付きました。芸術を志す人間として町内の方々とは違った視点からねぷたを考え、深めていきたいと思います。


 

いかがでしたでしょうか。

今後のアントレでは、オンラインで参加可能な副業・兼業コースを実施予定です。気になる方はぜひ続報をお待ちくださいね!

お読みいただきありがとうございました。

弘前の入り口関係人口創出プログラム「Entre!(アントレ)」

運営:一般社団法人Next Commons Lab 弘前(青木・石山)
お問合せ:ncl.hirosakiv2@gmail.com

参加者へのインタビュー動画(映像・五十嵐大輔さん撮影)


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